傷をつけない家具

マガジンラック
本棚などの木の家具にされている表面の塗装は、色や光沢で家具を装飾することの他に
家具の表面に膜を作って家具を保護するという役割があります。
塗装は、木本来の自然な感触や呼吸を妨げるというマイナス面もありますが
木が反ったり割れたりという変形を防いでくれるというプラス面もあります。
日本の家具に主に使われているのはウレタン塗装で、摩擦や耐水性に優れ
丈夫で光沢も良いという高品質な塗装です。
一方、輸入家具に多いのはラッカー塗装で、合成樹脂塗料の中では最も古くから使われています。

運搬は慎重に

塗膜の厚さは薄くてウレタン塗装よりは強度や熱、水には弱いですが
柔らかい光沢がある塗料で、乾燥しやすく、重ね塗りや補修が簡単に、また安価でできるという特徴があります。
欧米では日本とは違って家具を補修したり塗りなおしたりしながら
永く使っていくという習慣があるので、ラッカー塗装が主流となっているようです。
最近では、日本でも家具を塗りなおしてリメイクする人が増えてきましたが
ラッカー塗装の本棚などを塗りなおす場合には、きめの細かいサンドペーパーなどで
研ぎながらラッカー塗料を塗っていきます。
ラッカーはむらになり易い塗料なので、薄く何度も重ねて塗っていくことで上手く仕上げることが出来ます。